DQ5の結婚イベントまでの流れは天才すぎるのではないか

ドラゴンクエストX発表記念!というわけでもないのだが、最近ドラゴンクエストV(DQ5)の物語は良く出来てるよなあと思ったのでメモしておく。
DQ5は全体を通して話の作りが上手いと思うし、DQ自体人生の縮図っぽくてすごいのだがDQ5の結婚イベントまでのそれは特に秀逸ではないだろうか。


話は青年編から。長きにわたる奴隷生活から脱出し友人(ヘンリー王子)と冒険を開始する主人公。辛い冒険だが仲間がいるからなんともないZE!
と思ったのも束の間。ラインハット王国のいざこざが解決したのでヘンリー王子は国に残ることに。すっかり忘れていたがヘンリー王子には帰る場所があったのだ。
そんなこんなで帰る場所もなく「さすらいの旅人」となった主人公。ちょっといい事しようかなと哀れな農村の怪物問題を解決するも「怪物を仲間にしてしまったのでは評価できない気がする。C達成だ」という不当な評価が行われて絶望する。
絶望しつつも冒険を続けルーラを覚える主人公。やったね!意気揚々とルーラでラインハット王国へ。さあてヘンリー先生は元気かな!と思ったら結婚してましたよこの人。しかも主人公呼ばれてないし!
友達はリア充になってるわ、仕事は評価されないわで不幸のどん底な主人公。もうやだ俺もリア充になりたいケコーンしたい!ってなったところで満を持してフローラさん&ビアンカさん登場。
この流れはすごい。すごく自然な形で友人のリア充っぷりと自分の非リアっぷりを思い知らせて、いい感じで絶望させてきて結婚願望高まったところで結婚イベント。堀井先生、天才なんじゃないの。と思ったものです。DQよくできてるねHAHAHA!


・・・余談だけれど、ヘンリーが「マリア(ヘンリーの嫁)はお前(主人公)のほうが好きだったのかもしれないけど」みたいなことを言ったあとのマリアの「XXX(主人公の名前)さんにはもっと素敵な方が見つかりますわ」(うろ覚え)とかいう感じの肯定も否定もしない返しが天才的すぎて印象に残ってる。マリアさん女子力高い。