【転職一周年記念エントリ】エンジニアの転職を支える技術

転職して1年が経ちました。
前職での6年間は私の人生で最も辛い時期でした。転職してようやく本来の自分を取り戻せました。自分にあった場所で働くというのはとても大切だと思うので、転職するにあたって私がやったことをメモしておきます。


1.転職の意思を固める
辞めたいと思った時が辞めどきです。他人の意見は気にする必要はないです。よく「n年はうちで頑張れ」と言われたりしますが、実際は転職を決意してから転職完了までに身につけたことで充分なので「n年頑張る」という待ちのフェイズは不要です。決意から完了まで結果的にn年かかるということはあるかもしれないですが、特に意味もなくn年耐えても良いことはないです。


2.興味のある技術を持つ
人が技術を身につけるのは会社の仕事をするためだけではないです。必要な技術は会社によって異なりますし、会社内でも部署や情勢によって変わってきます。それに追随するためだけに技術を学んでいると疲れてしまいます。仕事とは独立に自分自身が本当に興味がある技術領域を持っていると幸せになれると思います(それが仕事と重なればなお良いですが必須ではないと思います)。


3.ブログを書く
自分が身につけたことは積極的に文書化するとよいです。遭遇した問題やその解決方法を記事にしておけば後々ブログを見返すだけで問題解決出来ますし、有益なコメントが貰えるかもしれません。アフィリエイトもはっておけば副収入にもなるので尚良いです。余裕があれば100ブクマを越える記事を狙って行きましょう。twitterでも代用できますが、昔に書いたことが埋もれがちなのであまりオススメではないです。


4.コードを書いて公開する
業務外で書いたコードは積極的に公開しましょう。自分で使うことで作業を効率化できることも多いですし、有益なコメントが貰えるかもしれません。


5.勉強会で発表する
自分が知っていることはどんどん発表していきましょう。プレゼンの勉強になります。個人的には聴講するためだけに勉強会に参加するのは費用対効果が良くないと思います(その時間で個人で勉強したほうが効率良い)。


6.論文を書く
研究系の仕事をしているのであれば論文はどんどん書きましょう。first authorの座は死守しましょう。


7.社内での評価は気にしない
ブログを書いたりコードを公開したり勉強会に参加したり論文を書いたりしていると社内で嫌な顔をされる可能性がありますがどうせ辞めるので気にしないでいきましょう。


8.セルフブランディングする
「xさんといえばyの人だ」という評判情報を獲得しましょう(x=自分の名前, y=技術)。具体的には名前で検索した時に何が出来る人なのかすぐわかるようにしましょう。このためにブログ、コード、勉強会、論文はフル活用しましょう。


9.会社で成果を出す
会社にとってプラスになることをしましょう。社外の人に「会社で何やってるんですか」と聞かれた時に堂々と答えられるようにしましょう。会社に貢献すると社内で嫌な顔をされる可能性がありますがどうせ辞めるので気にしないでいきましょう。


10.「コンビニでバイト」モデル
転職活動中は将来への不安で押し潰されそうになる可能性があります。不安は冷静な判断を妨げます。そういうときは「いざとなったらコンビニでバイトすればいいや」と考えることで不安を拭いましょう。実際はコンビニバイト程度の収入ではどうにもならないかもしれないですが、自分を騙しましょう。自分を信じるのです。


11.ランチは美味しいものを食べる
昼食代をケチると心が貧しくなるので美味しいものを食べましょう。デザートも注文しましょう。


12.転職先の会社をよく知る
転職しようと考えている会社の情報はよく調べましょう。中の人と実際にあって話を聞きましょう。人事に対する技術者の影響力、自分が尊敬できる人がいるか、その人が評価されているか、あたりは特に重要かと思います。


13.おわりに
他にも色々言いたいことはありますが、ここまでにしておきます。続きを知りたい方はドラゴンクエストを遊ばれると良いと思います。実生活でおかしなイベントが起きたときは「ああ、これはドラクエでみたことがある。あのイベントだな」と参照することで解決策が得られるかもしれませんし、解決策が存在しないことがわかるかもしれません。