今から始めるファンタジスタドール入門

ファンタジスタドール(http://www.fantasistadoll.com/)は希望をテーマにした伝説のオリジナルアニメ(自称)です。
BDの売上初動が908枚とイマイチだったものの、先進的な演出と、王道ともいえる主人公の成長物語が奇跡的に両立した名作であり、放送から一年経った今もファン(ファンタジスタドーラー)によって、その良さが語られ続けています。
この記事では、ファンタジスタドールに興味がある人のために、ファンタジスタドールに関するコンテンツを紹介します。


概要
ファンタジスタドールの主人公、鵜野うずめはどこにでもいそうな普通の中学生です。しかしある日、ファンタジスタドールと契約を結んだことで、他のドールマスターたちとの戦いに巻き込まれます。
うずめを狙うドールマスターの背後には"希望相互扶助委員会"という謎の組織があり、ドールマスターたちは自らの"希望"を叶えるために、委員会の指示に従い、うずめのドールを奪おうとします。
他のドールマスターたちが自らの"希望"を叶えるために戦う一方で、うずめは自分の"希望"がはっきりしていません。戦いを続けるなかでうずめが見つけ出した"希望"とは一体何なのか?是非、本作を視聴して確かめてください。
テーマとしては、まどか☆マギカや(後発ですが)selectorに似ています。しかし本作には他の作品にはない強い魅力があります。どこかワンテンポずれたような演出。明かされない謎や矛盾が視聴者の不安を誘う一方で、ドールたちとの友情やうずめの成長は王道中の王道であり絶対的な安心感があります。この不安と安心の絶妙なバランスが他作品では真似できない本作ならではの魅力を生み出していると言ってよいでしょう。


とりあえず1話を見ましょう
ニコニコ動画で1話を無料で視聴可能です。まずは見てみましょう。
http://www.nicovideo.jp/watch/1373015288
続きが気になったら、そのまま課金して2話以降を視聴してもよいですし、お金に余裕がある方は円盤を購入しましょう。

なお、北米版ファンタジスタドールが2014年8月12日に発売されるようです。格安で入手可能なので、こちらを購入するのも手です。


小説
小説は2種類あります。ひとつは水島先生によるもので、こちらは原作の4話辺りまでのお話になりますが、主人公、鵜野うずめとドールの一人、ささらの交流を重点的に扱った作品となっています。アニメ版よりもささらの扱いが大きいので、ささらが気に入っている人にオススメです。
もうひとつのファンタジスタドールイヴは鬼才、野崎まど先生によるもので、アニメの前日譚という位置づけです。とはいえアニメと独立した物語となっており、単独でも楽しめる作品となっています。非常に癖の強い作風ですが、ハマると抜け出せない魅力があります。
 


コミックス
お手軽にファンタジスタドールを楽しむ方法としてコミックスを購入するのもよいでしょう。
めきめき先生によるアニメのコミカライズ(微妙にアニメとは展開が異なります)、アニメキャラクター原案のAnmi先生による"ファンタジスタドールMix"、主人公鵜野うずめのライバル、戸取かがみが主役の"プレリュードかがみ"の3種類があります。
Mixとプレリュードかがみは単発の作品ですが、めきめき先生版ファンタジスタドールは8月に2巻が発売されるようです。めでたい。
  


音楽
OP、ED、サウンドトラックに加えてキャラソンが4種類あります。
サントラに興味ない方も多いかもしれませんが、本作のBGMはプリキュア音楽で有名な高梨康治さんが作曲されていて良い曲が多いので是非聴いてみていただきたいです。とくに"うずメタル♪"がオススメです(1話の平均台バトルのときの曲)。
   


資料
アニメに関する資料としては"ファンタジスタドール コンプリートブック"とFebriのVol.18がオススメです。コンプリートブックはファンタジスタドールの資料として最も有用です。Febriはキャラクター原案のAnmi先生について重点的に扱われているのが特徴です。
 


立体物
発売済みのものではねんどろいどがいろいろ遊べてオススメです。今後は1/8スケールのささらとfigmaの鵜野うずめが発売されます。どちらも出来が良いように感じます。
   


以上になります。
ほかにもいろいろあるのですが、ここで紹介したあたりが個人的にはオススメです。
少しでも多くの人がファンタジスタドールに興味をもってくれると嬉しいです。