induced sortの起源がわからない

「大規模テキストに対する Suffix Array の効率的な構成法」を読んだ。1999-2001年あたりに伊東秀夫氏によって提案された「二段階ソート」というSuffixArrayの構築アルゴリズムについて書かれている。

大規模テキストに対する Suffix Array の効率的な構成法 伊東秀夫, 2001


読んでみて気づいたのは、これってinduced sortじゃね?ということ。
induced sortというと

Space Effcient Linear Time Construction of Suffix Arrays P.Ko & S.Aluru, 2003

にでてくるものを指す(と思う)のだけど、ぱっとみ違いがわからなかった。一応この論文で伊東氏の論文がreferされているので、参考にはしていると思うのだがあまり大きく取り上げていなかったのが気になる。論文を書く以上、先行研究との差異はちゃんと書くはずなので私の見落としかも。

ちなみにinduced sortといえば岡野原氏と定兼氏によるBWTの線形時間構築の論文がSPIRE2009に出ていて気になっている。読まないと。

A Linear-Time Burrows-Wheeler Transform using Induced Sorting D.Okanohara & K.Sadakane, 2009