アイマス2決起集会@東京ゲームショウのアレについて書いてみる

本日の東京ゲームショウで行われたアイマス2決起集会をustreamで見ていたら、ちょっとした騒動が起こっていた。ちょっと騒ぎすぎじゃね?などと思ったので記事を書いてみる。一応アイマスを知らない人でも読めるようにした。
状況がわからない人のために大まかに説明すると

- アイドル13人のうち4人(律子、伊織、亜美、あずさ)
についてユーザはプロデュースできない
- ライバルとして男性3人によるユニットJupiterが登場

ということが発表された。このためプロデュース不可な4人のファンや、男性キャラに拒否反応を示すファンから顰蹙を買うという結果となった。
騒動の詳細は↓などを見ると良いかも。

http://blog.esuteru.com/archives/1006405.html


最初に私の意見を書いておくと、今回の仕様については特に不満はないけれど、ユーザにとって嬉しいものではないと思うし、ユーザが素直に喜べるサプライズも同時に用意しておくべきだったんじゃないの、という感じ。これについては最後にもう一回述べる。
で前者の4人プロデュースできない問題。これは4人のうちのひとり秋月律子がユーザと同じプロダクションのプロデューサ(つまり新人プロデューサであるユーザの先輩)という位置づけで他3人(伊織、亜美、あずさ)をユニット「竜宮小町」としてプロデュース。時にはライバル、時には仲間として云々、というもの。この4人は前作にも登場しプロデュース対象であったため、今回この4人のファンの一部が失望するに至った。
これについてはアイマス2を純粋に一つのゲームとして見るとアイドルが13人もいるのはちょっと多すぎるので9人に絞って、というのはそんなに変な話でもない気がする。というかPSP版のアイマスSPでもバランスを取るために美希をリストラしているので特に驚きはなかった。
ただ2を名乗る以上、前作のファンを軽視するのはよくないわけで「全く出さない」ではなく中途半端に登場させてしまった以上はプロデュースできないならできないなりの丁寧な扱いをしてほしいところ。
素直に考えるならプロデューサが選択しなかったアイドルを竜宮小町的ななにかとして登場させるというアイデアもあるわけで、そうしなかった以上は、それなりに掘り下げて描いてくれるんじゃないでしょうか。仮に今回はメンバー間のやりとりもあるとしたら相当複雑になるわけでメンバーを絞ったのは正解だと思うけど、どうなんだろう。
ちなみに私は律子がお気に入りなのだけど、今回の措置は別に反対ではない。むしろプロデューサとしての律子を見られるのは楽しみかもと思ったり。今作は前作と違い、そもそも3人ユニットでのプロデュースが前提(多分)なので、個人をプロデュースするという感覚は薄くなっているので「プロデュースできない」はそんなにマイナス要素ではないという印象。
んで後者の男性ユニットの件。これは完全に先に発表された竜宮小町の一件のあおりを食っている気がする。「俺のXXXのかわりに、こんな奴らを」的な。これは世間で言われているように男性版アイマスの布石以外の何者でもないと思うのだけど、いきなりアイマスGirlsSideとかやっちゃうと不発だった時のリスクが大きいので、まずは安定した作品中で顔見せして様子見。というのは妥当だと思う。アイマスGSがでれば自然と棲み分けされると思うので寝取られ云々の心配は本当にないと思うなあ。
というわけでまとめると

- アイドル13人のうち4人(律子、伊織、亜美、あずさ)
についてユーザはプロデュースできない
=>ゲーム的な都合
- ライバルとして男性3人によるユニットJupiterが登場
=>ビジネス的な都合

だと私は思っており、ユーザにとって嬉しくはないものの、そんなにおかしい判断ではないかもねというところ。
では何故これほど騒動になってるかというと、事情はあるにせよ全く嬉しいものがないわけで、大々的に発表しておいてこれかよ的なものがあったんじゃないでしょうか。そもそもゲームというのは「ユーザが何ができるか」がかなりのウェイトを占めていると思う。なのでプロデュースできない=ユーザができることが減った=面白くない、というのが深層的にあったんじゃないかな、と。
私の予想としてはまだ発表されていない(ユーザがいじれる部分での)要素があって、その部分が複雑なのでプロデュース対象となるアイドルを減らしたんだと思っているのだが、もしそういう要素があるんだったら同時に発表したほうが良かったんじゃないかな、などと思っている。
まあPS3竜宮小町もプロデュース可能な完全版を出すよ!的なことがない限りは私は特に不満はない感じ。