メイドさんと分子生物学を学ぶ

オーム社より刊行されている
"メイドロボットはどこから生物となるか"を読んだ。
http://ssl.ohmsha.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=978-4-274-06770-9
ライトノベル風の軽めな文章で分子生物学の基本を解説してしまおう
という意欲的な一冊。
と書くと、ネタっぽい感じがするのだが
著者が京大のドクターを持ってたりして
実は、割としっかりした内容だった。


線形代数を勉強していたと思ったら、空手の漫画を読んでいたぜ!
とかそういうことはなかった。よかった。
特にリボソームとかテロメラーゼとかの話は
今年のノーベル化学賞/生理学・医学賞でも
でてきていて気になっていたので、よい勉強になった。
でも、この話って人間そっくりのロボットは生物か否か?
っていうのが主題だった気がするので
結局メイドさん関係ないじゃんとか思ったりもしたのだが
それは気にしないことにしたよ。

最近のオーム社は変な方向に突き抜けていて
大変良いと思った。
やはり硬派な教科書だけでは厳しいのだろうか。。