高天原なリアル

今日は特にネタが無いので「高天原なリアル」という私が所有しているマイナーな本(ライトノベル)を紹介してみる。


タイトルを見ただけではどういう話なのか想像つかないと思うので、さわりだけ説明しておく。
とある会社が人気エロゲをコンシューマ機でも発売してメディア展開で大儲けしようとしたのだが、その際に声優がおばさんでは体裁が悪いので娘(主人公)に声優をこっそり交代してしまおうと画策したため、あれやこれやと騒動がおこるという話。
というのがメインなのだが、裏では版権まわりで販売会社と開発会社との間に確執が起きるというのが描かれていて、個人的にはそっちのほうが面白かった。スパロボとかファイアーエムブレムとか、この手の話は良くあるからなあ(あってほしくないけど)。
印象的だったのが最後の結末で、ネタバレてしまうので詳しくは書かないけれど、ハッピーエンドでした的な書き方なのだが、これハッピーエンドじゃなくね?とか思ってしまう感じだった。価値観て人それぞれだな、と考えさせられた。
特に期待しているでもなく何の気なしに読んだ本だったので、意外に面白くて得した気分になった作品だった。

↓1点在庫残ってた。結構昔の作品なのに。