はやぶさ 不死身の探査機と宇宙研の物語

小惑星探査機「はやぶさ」が無事帰還したということで何かと話題になっている。
ちょっと古い本だけど「はやぶさ」関連の良書なので「はやぶさ 不死身の探査機と宇宙研の物語」を紹介しておく。


本書は名著(迷著?)「虚数の情緒」の著者、吉田武 氏の著作。本書も日本大好き、科学大好きなオーラ全開だったりする。
本書は「はやぶさ」の話題はもちろん、サンプル回収対象の惑星「イトカワ」の名の由来である糸川英夫氏についても豊富に記述されている。というよりそっちの方が力が入っていて、読んでると「はやぶさ」の本というより「糸川さん」の本に思えてくる。むしろ「はやぶさ」って何すか?なひとは↓の動画がわかり易い。かも。

<完結編>探査機はやぶさにおける、日本技術者の変態力

どっちかというと概要を知った上でもっと掘り下げたい人向けかも。あと著者が理工系ということもあり、記述は割と詳細で、図による解説も多いのでロケットに詳しくない私でも理解しやすかった。あとは年表が頻繁に挿入されていて時系列で何が起きたのかわかり易い。資料としても結構良いんじゃないかと思う。唯一インデックスが無い点がもったいないかな、と思った。
読んだのが4年前だから結構忘れていることが多いな。この機に再読しようかな。
・・・ってamazonでめっちゃ高騰しとる。買っておいてよかった!いやまあamazonで買えない時点でアフィリエイト効果薄いじゃんとかあるんだけど、記事書いた後で気づいた。。折角書いたので勿体無いからアップする!空気読まなくてごめんね。つか「はやぶさ」も一気に知名度が増したことだし本書も再版したらいいとおもうですよ。

※重版されたみたい(2010/07/09時点)