「コンピュータビジョン最先端ガイド1&2」を入手

局所的に話題の「コンピュータビジョン最先端ガイド1&2」を入手した。1をざっと流し読みした。画像処理初心者の私でもなんとか理解できるくらい丁寧な良書だった。機械学習などの最適化問題を扱ったことがある人なら普通に読める(かも)。
執筆担当者が各テーマについて、概要、ナイーブな手法、拡張した手法、サンプルコードを説明してくれている(テーマによっては無いものもある)。参考文献リストも充実していて次に何を読めばいいのかわかって安心。
注意すべき点として数式などに妙にミスが多いのが気になったが、常識的に気づくレベルなので多分問題ない(と思う)。


以下、内容のメモ。ざっと読んだだけなので誤って理解しているかもしれない。
第1章は動的輪郭モデル(Active Contour Model)という動画中の人物など、動的に動く物体の境界を判別するよという話。
第2章はNP困難な最適化問題を、グラフカットすることで現実的に解く、とかそういう感じ。ちゃんと読んでない。あとで読む。
第3章はパーティクルフィルタという時系列フィルタの話。マルコフモデルを理解しているとわかり易いかも。遷移関数、観測関数が非線形で、のっているノイズがガウス分布以外に従っているような複雑なモデルも扱えるという話。
第4章は多視点幾何。テンソルの基礎的な説明もかなりの分量を割いて書いてありわかり易い。テンソルを知らない私もテンソルがわかった気になった。
第5章はAdaBoost。大体知ってる気がしたので軽く流した(何