そっくりヒロインなラノベ「おおコウスケよ、えらべないとはなさけない!」を読みました

最近滞っていたラノベを読む作業を再開。久々にファンタジア文庫に手を出してみた。
この作品。もともと買う予定はなくて時間つぶしのために手にとって見たのだけど、読んだら結構面白かった。
主人公がヒロインと仲良くなるんだけど、いろいろあっていなくなってしまう。んで、入れ替わるようにヒロインとそっくりな別の女性が現れて・・・。というそっくりヒロインもの。


シリーズ化を前提としているようで今回は前半で一人目のヒロイン(螢)が登場していなくなり、後半で二人目のヒロイン(彗)が登場するところまでで終わっている。恋愛嫌いな螢と恋愛に積極的な彗の対比が面白い。
主人公は螢のことが好きなんだけど螢は恋愛嫌い。そこにきて彗という恋愛OKなそっくりさんが。性格がぜんぜん違うので彗のことが苦手な主人公だけど・・・。という感じでなかなか面白いことになっている。
プロローグで螢と彗が言い争っている場面があるけれど、本編では二人は同時には登場せず。それとプロローグは読者にキャラを印象づけるためか割とギャグ調なんだけど本編はあまりギャグとかなかった(主人公の妄想はよく出てくるけど)。どちらが好みかは人によるかも。私は本編の非ギャグなノリのほうが好き。今後ギャグよりになるのかもしれないけど・・・。
あとは螢が本好きということもあって実在する別小説や作家の名前が出てきたりするので、そのへんも好きな人は好きそう。
そういえば巻頭イラストにドット絵が書いてあるのは、タイトルがドラクエ風だからなんだろうか。
というわけで何気に面白かった。この手の話が好きということもあるけれど続きが楽しみな作品かも。