宇宙英雄物語を紹介しておく

先日、覇王大系リューナイトの漫画文庫の紹介をしたので、関連作品ということで同じ作者(伊東 岳彦 先生)の宇宙英雄物語も紹介。知らない人も多いかなーと。


本作は簡単に言ってしまうと往年の名作スペースオペラキャプテン・フューチャーのパロディというかオマージュというかそういう作品。と言ってももうキャプテン・フューチャーを知らない人も多いかもしれないのだが。。(ていうか私もこの作品経由でキャプテン・フューチャーをしったんだけど)
まあ主人公の少年が、「しゃべる脳みそ」やらロボットやらとパーティを組んで悪いヤツラをやっつけるよ!というシンプルなお話。あといろんなパロディ。漫画文庫で全5巻。と書くと短そうだが一冊が結構ぎっしり詰まってるので、話も絵柄も二転三転していて最後には序盤と随分雰囲気が違ってくる。
これ読んだのは大学の時だったので、最初はありきたりな(超失礼)話だなーとか思ってたんだけど、アーシア姫がでてきたあたりから面白かった。いきなり死んだふりして主人公を指名手配してみたりとかスイーツ力が高すぎる。というか伊藤先生の描くお姫様は大抵壊れてる気がするな。それに時期を同じくして序盤かげの薄かった正統派ヒロインの椎原さんがはっちゃけ仕様で再登場するとか、このあたりからが伊藤先生の本領発揮なのかなーと思って楽しませてもらった。
ともあれ伊藤先生の作風が好きな人なら楽しめるはず。未読の人はぜひ。低価格なのでオススメ。