「機動戦士ガンダムUC(3) 赤い彗星」を読んだ

積読していたガンダムUCを読むのを再開した。人的リソースを割けないので現在の人員でがんばってくれとか、権限がないから仕事できないでござる、とか。そういった政治的に大変ですね、なお話だった。


人的リソースを割けない原因が、トップが一枚岩でなかったりして、取り組んでいるのですというポーズが欲しいものの、達成されては困るような状況であるため。っていうのは現実でもよくある。ははは。そういう世界なんだ。
後半の一連のフロンタル先生の活躍は、ちょっと悪乗りし過ぎじゃないのってくらいシャアのオマージュというかパロディというか、そんな感じ。
そういえば「やたらとはりきる若者」って死亡フラグだったのかー。としみじみ思ったりもした。
最後に。作中のバナージ君の言葉が心に響いたので引用しておく。

そんな話し方は人も自分も追い詰めるだけだよ。ここを出よう
(角川文庫版 p.178)

どきどきした。パフォーマンスは体に毒。ここを出よう。

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