話題の百合漫画「ブルーフレンド」を読んだ

アキバBlogで紹介されていて気になっていたのだが思いのほか人気らしく中々売ってなくて探すのに苦労した。

http://blog.livedoor.jp/geek/archives/51076922.html

なかなか正統派な百合作品で面白かった。男性向けのゆるい百合とは違うので、キャッキャウフフなものを期待すると肩透かしを食うので注意。


百合としては割とオーソドックスで明るい主人公がクラスで孤立した友人に話しかけて云々、というもの。それほど真新しくはないものの「りぼん」という掲載誌を考えるとすごいのかもしれなかったり。最近の少女漫画の実情を知らないのでなんともいえないけど。
内容について。読者の気を揉ませるような展開が多いものの、登場人物は皆行動派で思ったことを直ぐ行動に移してくれるので展開が早く読んでいてストレスは溜まらないと思う。ただ第一巻で描かれた「ある問題」というのが実はXXが全部悪かったのだ的に解決しておりちょっと気になった。ただ今後主人公が成長したらもっと主体的に問題解決をするようになるのかもしれないので、今後を見守りたい。
とりあえず1巻を読んだ時点では、一点が突き抜けた作品というよりは全体的に完成度が高い、という感じ。あまり百合っぽくない印象を受けるのだが、それは現段階では主人公がまだ百合に目覚めていないからだと思われる。本作の本領発揮は2巻以降なんじゃないかなと予想している。主人公がこれからどう変わっていくのか気になる。