思わず「しまむら」に行きたくなるライトノベル「七花、時跳び!」を読んだ

熱が出て一日寝ていた。暇だったので積ん読していた「七花、時跳び!」を読んだ。タイトルを見てわかるようにタイムトラベル系のお話。
そして一部地域に住んでいる人は大変お世話になっているであろう「ファッションセンターしまむら」ネタが豊富に盛り込まれているお話だった。しまむら愛好家必見のライトノベルと言える。


本作の見どころはなんといっても「しまむら」。とにかく何度もしまむらで衣類を購入する描写がある。具体的に値段まで書いてあったりしてどんだけしまむら好きなんだよ!という感じ。
で物語はヒロイン七花がタイムトラベル能力を身につけるところから始まるのだが、これといって能力を身につけた経緯や葛藤などは大きく描かれない。むしろ普通の人な主人公、柊の物語となっていて、タイムトラベルを七花と一緒に経験した柊が未来は決定的なのかとかそんなことを考えたり行動したりする話。
というわけで主人公の考え方の変化が話の中心。タイムトラベルによって大きく何かが変化したりするようなSF的なものを期待すると肩透かしを食らうかもしれない。
とはいえ物語として面白かったのでオススメ。色々語られていない部分があったのだけど、これ続刊でないのだろうか・・・。